盗聴調査機器のレンタル
武富士は、消費者金融業者の草分け的存在です。
それまでのいわゆる「サラ金」のマイナスイメージを払拭するため、徹底したCM戦略を行い、一躍消費者金融業界の頂点に上りつめました。
早いテンポの音楽で、女性ダンサーが激しいダンスを踊る……そんな武富士のCMを鮮明に記憶している方もいるのではないでしょうか。
ただ、経営体質を問題視されることも多かった武富士は、批判記事を書いた複数の出版社を名誉毀損で訴えることもしばしばでした。
繰り返される裁判の中、起こるべくして起こったとも言えるのが、ジャーナリスト宅盗聴事件です。
これは、とあるジャーナリストの自宅に、2000年12~2月頃までのおよそ2ヶ月間にわたり、盗聴器が仕掛けられたという一連の事件です。
武富士社員が、盗聴器を仕掛けたことを自らジャーナリストに告発し、事件は発覚しました。
武富士社員は内部資料を盗んだことから業務上横領容疑で逮捕されますが、その調べの最中に、盗聴が武富士のトップの指示であったことを供述。
消費者金融のトップが刑事事件で逮捕されるという過去に例のない事件に発展したのです。
また、その後には、内部資料を1億円で買い取らせようとする恐喝未遂事件なども起こり、犯人が逮捕されるに至っています。