盗聴調査機器のレンタル

Oさんは営業マン。

約束の時間に顧客の自宅へと商談に向かったところ、その日はお爺さんが応対に現われました。 「息子様はおられますか?」とOさん。 耳をそばだてるご老人。 「また出直してきましょうか?」とOさんはさっきよりも大きな声で質問しました。 すると「はあ? いや、待ってよ」と、なぜかご老人は家の奥に引っ込んでいくではないですか。

その奥から聞こえてくる、何やらゴソゴソいう音。 しばらくして玄関まで戻ってきたご老人は、ずっと耳元をさわっていました。 「ああ、すまんなあ。わしは耳が悪くてな、音が聞き取りにくいんもんだから」 「そうだったんですか」と合点がいったOさん。 「色々ご不便もあるでしょう」 「今、ちょっとゴロゴロしてたもんで盗聴器も外しててな」

盗聴器!? とご老人の耳を眺めるOさん。 そこには歌手が歌うときに耳につけられているイヤモニのようなものが装着されていましたが……。

ご老人に突っ込んでいいものかどうかOさんが迷っているところへ、ゲラゲラと笑いながら息子さんが登場。 「よく聞こえるみたいで、こそこそ話も盗聴されちゃうからOさんも気をつけてくださいね、その補聴器には」

――最近の補聴器はとっても性能がいいみたいですね(笑)

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